稽留流産とは?症状がなくても起こる?原因・兆候・手術について解説
妊婦健診で突然、
「赤ちゃんの心拍が確認できません」
と伝えられ、稽留流産と診断されることがあります。
稽留流産は妊娠初期の流産の中でも比較的多く、
- 出血がないのに流産と言われた
- つわりが続いていたのになぜ?
- 原因は何だったの?
- 次の妊娠はできる?
と不安になる方は少なくありません。
この記事では、
- 稽留流産とは何か
- 症状がない理由
- 主な原因
- 診断後の流れ
- 次の妊娠への影響
についてわかりやすく解説します。
目次
稽留流産とは?
稽留流産(けいりゅうりゅうざん)とは、
胎児や胎芽の発育が停止しているにもかかわらず、
子宮内に妊娠組織が留まっている状態です。
出血や腹痛が起こらないことも多く、
妊婦健診の超音波検査で初めて発見されるケースが少なくありません。
妊娠初期の流産の中では比較的多いタイプとされています。
症状がなくても起こるの?
はい。
稽留流産の特徴は、
症状がほとんどないまま進行することです。
そのため、
- 出血がない
- 腹痛がない
- つわりが続いている
にもかかわらず、
超音波検査で心拍停止が見つかることがあります。
「何も症状がなかったのに」
と感じる方が多い理由でもあります。
稽留流産の主な兆候
必ずしも症状が出るわけではありませんが、
次のような変化がみられることがあります。
- つわりが急に軽くなる
- 胸の張りがなくなる
- 茶色いおりもの
- 少量の出血
- 基礎体温の低下
ただし、
これらがあっても正常妊娠の場合があります。
逆に症状が全くなくても稽留流産のこともあります。
稽留流産の原因
稽留流産の最も多い原因は、
胎児側の染色体異常と考えられています。
- 受精時の染色体異常
- 卵子の老化
- 精子側の染色体異常
- 発育過程での偶発的な異常
特に妊娠12週未満の流産の多くは、
胎児側の要因が関与しているとされています。
多くの場合、
母体の行動や仕事、
運動などが原因ではありません。
診断されたらどうなる?
稽留流産と診断された場合、
主に次の方法が検討されます。
- 自然排出を待つ
- 子宮内容除去術(手術)
- 薬剤による排出
治療方針は週数や医療機関によって異なります。
詳しくは主治医と相談しながら決定します。
次の妊娠への影響は?
1回の稽留流産で、
将来妊娠しにくくなることは基本的にありません。
実際に多くの方がその後自然妊娠や体外受精で妊娠しています。
ただし流産を繰り返す場合は、
不育症検査などを検討することもあります。
東洋医学からみる稽留流産
東洋医学では、
妊娠を維持する力には
「腎(じん)」が深く関わると考えます。
また、
血流不足や瘀血(おけつ)、
過度なストレスによる自律神経の乱れも
身体全体のバランスに影響すると考えられています。
もちろん流産の多くは染色体異常が原因ですが、
次の妊娠へ向けて身体環境を整えることは大切です。
まとめ
稽留流産は、
胎児の発育が停止しているにもかかわらず、
出血や腹痛などの症状がほとんどないまま進行する流産です。
- 症状がないことも多い
- 最も多い原因は染色体異常
- 母体の行動が原因ではないことが多い
- 次の妊娠は十分期待できる
突然の診断に大きなショックを受ける方も多いですが、
必要以上にご自身を責める必要はありません。
まずは身体と心を回復させ、
次の妊娠へ向けて準備を進めていくことが大切です。
▼ 妊娠初期の不安について詳しく知りたい方へ
よくある質問(FAQ)
稽留流産とはどのような流産ですか?
稽留流産とは、胎児や胎芽の発育が停止しているにもかかわらず、妊娠組織が子宮内に留まっている状態です。出血や腹痛などの症状がないことも多く、妊婦健診で初めて診断されるケースも少なくありません。
稽留流産は症状がなくても起こりますか?
はい。稽留流産の特徴の一つが、症状がほとんどないことです。出血や腹痛がなく、つわりが続いている状態でも超音波検査で心拍停止が確認されることがあります。
稽留流産の原因は何ですか?
最も多い原因は胎児側の染色体異常と考えられています。特に妊娠12週未満の流産では、偶発的な染色体異常が関係していることが多く、母体の行動や仕事が原因になることは少ないとされています。
稽留流産後は妊娠しにくくなりますか?
1回の稽留流産で妊娠しにくくなることは基本的にありません。多くの方がその後自然妊娠や体外受精で妊娠しています。ただし繰り返す場合は不育症の検査を検討することがあります。
稽留流産と診断されたら手術が必要ですか?
自然排出を待つ方法、手術、薬剤による排出など複数の選択肢があります。妊娠週数や出血状況によって異なるため、主治医と相談しながら治療方針を決めることが大切です。
稽留流産を経験された方へ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
稽留流産は突然診断されることが多く、
「なぜ自分が」「何が悪かったのだろう」
と自分を責めてしまう方も少なくありません。
しかし妊娠初期の流産の多くは、胎児側の染色体異常による偶発的なものであり、母体の行動が原因ではないことがほとんどです。
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