クリニックでの人工授精の妊娠率はとても低い数値です。
人工授精の確率を1%でも上げる為にはどうしたら良いのでしょう。
なかなか上手くいかず困っている方も多いと思います。
私たちの人工授精に対しての考えをまとめました。
人工授精の成功率をご存知でしょうか。成功率は約6%です。これは、5人の患者様がよーいドンと一斉に治療を始め、6ヶ月後に5人中1人が妊娠するといった確率です。実は想像以上に確率が低い治療法なのです。人工授精を始める年齢や理由にもよりますが、原理はほとんど自然妊娠と変わりません。医療の力を借りると言っても、根本はご自身とパートナー様のお体あっての治療という事になります。
卵子が排卵されると、通常"卵管採"という部位にキャッチされ卵管に運ばれます。しかし、卵管採と卵巣の位置関係がずれているとうまくキャッチできず、精子と卵子が出会うことができなくなります。これをピックアップ障害といいますが、病院では検査ができず対処法もいまだにありません。私たちは卵管採と卵巣の位置関係には骨盤の歪みも関係していると仮説しています。その仮説をもとに、骨盤を調整しピックアップ障害へのアプローチも行なっています。
人工授精で授かる確率を上げるためには何が必要でしょうか。一番大切なものは卵子の質です。皆さんもご存知の通り、女性の体に備わる卵子には、タイムリミットがあります。個人差はございますが、35歳を超えると妊娠率が低下します。卵子は新たに造られる事はなく、貴方が赤ちゃんの時に備わった卵子の細胞が毎月、排卵されています。なので、今、排卵されている卵子は20歳だったら20年物の細胞。30歳だったら30年物の細胞。40歳だったら40年物の細胞。といった具合です。なんとなく年齢と共に妊娠率が下がってしまう仕組みをお分かり頂けましたでしょうか。
卵子のケアをし、妊娠率を底上げするためには体質の改善が必要です。血流を促進し代謝の向上をはかる事で、生殖機能は活性化されます。鍼灸には血流の促進や冷え性の改善、代謝の向上、生殖能力の改善など様々な効果が期待できます。さらに、近年生殖医療と鍼灸の組み合わせによる妊娠率の向上は世界各国で研究され報告されています。
【冷え性】冷え性は末端が冷えるタイプの他に、内臓や生殖器官が冷えているタイプもあります。実は手や足が暖かく冷えている自覚がなくても、体の中が冷えきっているといった方も多くいらっしゃいます。冷えによる血流の低下は生殖能力のみならず、私たちの健康にも影響があります。
【骨盤の歪み】先ほどご説明したピックアップ障害は原因不明の不妊症に分類されます。骨盤の歪みを整えることで、ピックアップが上手くいき妊娠したのではないかといった症例を私達は目の当たりにしてきました。そういった経験をもとに、骨盤の歪みを整える施術も当院では行なっております。
【瘀血体質】"瘀血（おけつ）"は東洋医学で考える体の巡りが悪い状態を指します。瘀血体質と婦人科系トラブルは密接に関係します。経血に塊は混ざっていませんか。それは瘀血体質の特徴とも言えます。鍼灸で瘀血体質を改善する事で、婦人科系トラブルにアプローチして妊娠力の底上げを狙います。
【内膜の血行促進】子宮内膜の血行はとても細くデリケートな仕組みで出来ています。血液がドロドロだったり、ストレスで血管が狭くなっていたりすると子宮内膜の血行はすぐに渋滞を引き起こします。内膜の厚さと着床率は密接に関係しているため、少しでも内膜が厚い状態を作ることが大切です。
人工授精成功の確率を鍼灸・東洋医学の力を持って飛躍的に向上させ、妊娠にいたるケースを多々目の当たりにしてきました。しかし、人工授精では成功せず体外受精にステップアップするケースも多くあります。私達が一番重要と考えている事は「妊娠する」という結果です。人工授精での妊娠を目指し”体質改善”を後押ししてまいりますが、この”体質改善”はステップアップし体外受精に挑戦する際に「妊娠する」という結果を大きく引き寄せます。タイミング法でも、人工授精でも、体外受精でも、根本はご自身のお体なのです。鍼灸・東洋医学でご自身のお体を見つめ、「妊娠する」とういう結果を引き寄せるお手伝いを、私達は日々の臨床で行なっております。
口コミの良さと良心的な料金体系からこちらにお世話になることに決めました。最後の人工授精と決めていた6回目、卵胞の育ちがとても悪く半ば諦めモードで担当の先生にご連絡をしたら、翌日に急遽施術をして下さり、直後に卵胞が急成長。自分でも驚きましたが、その周期の人工授精で無事に妊娠することができました。
多嚢胞性卵巣症候群と診断され、体質改善できないかと思い漢方を取り入れていました。漢方以外で体質改善できることを探した際に、こちらのにたどり着きました。食生活のアドバイスを頂き食事からの体質改善や、万年肩こりを緩和していただくなど、大変ありがたかったです。5度目の人工受精、次回から体外受精を視野に入れていたところ、懐妊しました。
人工授精で化学流産してしまい、東京鍼灸さんからもう少しで妊娠しそうと言われ、勇気が持てました。サプリ、体の温め方、十分な睡眠を見直し、3回目の人工授精で妊娠判定頂く事ができました。今ではつわりなどの不安も解消してもらったり、談笑してリラックスさせてもらっているのでもう少しお世話になりたいと思っております。
