はじめに
妊活や不妊治療のゴールは出産して我が子を抱き上げる事です。それには母体を健康にする事がとても重要になってきます。
母体を健康にするということは「木」で例えると、「根」をしっかりと生やすということになります。
「根」がしっかりと生えれば「実」(赤ちゃん)は元気に育ちます。
これが東洋医学の考え方になります。
これにクリニックでの西洋医学の治療をプラスすることで細かな原因を探し出し妊娠しやすい体になります。
タンパク質って?
人を構成する物質は水分50〜65% タンパク質15〜20% 脂質15〜20% その他(ミネラル等)5〜6%で、水分の次に多いのがタンパク質になります。タンパク質とはからだを作るための最重要の栄養素になり、主な働きは体の組織を作る材料になります。筋肉はもちろん、血管や内蔵、皮膚、髪、爪など体のほとんどがタンパク質でできています。
割合で言うと体の30〜40%も締めています。特に筋肉においては水分を抜いた約80%がタンパク質で構成されています。
また、血液やホルモン、酵素などもタンパク質が材料になります。
体にとってどれだけタンパク質が重要かわかりましたか?
タンパク質はどのくらい摂ればいいの?
妊活をする上で重要な葉酸などの栄養素はしっかりと摂取しなければいけません。
それと同時に体と構成するタンパク質をしっかりと摂取して土台を作る事がとても大切です。
土台がしっかりしていないといくらサプリメントなどを摂ったとしても効果が半減してしまいます。
タンパク質の1日当たりの摂取量ですが、厚生労働省で定められている摂取量は30〜49歳の男性で必要量は1日50g、同年代の女性で1日40gです。推奨量だと30〜49歳の男性で60g、同年代の女性で50gになります。
タンパク質の摂取量は活動レベルなどで変わりますが、活動レベルが普通な生活をしている方では前述した量を摂取できるのが理想です。妊娠中や授乳中の方などはより沢山のエネルギーを使い活動レベルが高くなるのでより多くのタンパク質が必要になります。1日に必要なタンパク質は朝昼晩の3回の食事からまんべんなく取るように意識しましょう。1回の食事で大量に摂ろうと思っても体内で吸収しきれ無くなってしまいます。まずは1日40〜50g(1食あたり15〜20g)の摂取を目標に頑張りましょう!
タンパク質は何に入っているの?
タンパク質をしっかり摂る上で食べ物の紹介です。
食品成分データベースから日常生活で取り入れやすい食材をピックアップしました。
食材 | タンパク質量 | |
---|---|---|
肉類 | 豚バラ100g | 14,4g |
牛もも100g | 19,5g | |
鶏モモ100g | 17,3g | |
鶏ささみ100g | 23.9g | |
魚類 | まぐろ5切れ | 15,8g |
紅鮭1切れ | 15,8g | |
卵 | 卵 中1個 | 8,6g |
乳製品 | 牛乳 コップ1杯 | 6,6g |
ヨーグルト1カップ | 6,9g | |
豆類 | 納豆 1パック | 12,4g |
豆腐 木綿1/2丁 | 9,9g | |
穀物類 | ごはん 300g | 7,5g |
パスタ 120g | 9,8g |
タンパク質というと肉や卵のイメージが強いと思いますが穀物類にも含まれています。なので少し意識すれば毎食15〜20gはしっかりと摂る事が出来ます。
妊活に向けた体造りとしてタンパク質を意識して摂るようにしましょう!
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