私は頑張って妊活に良い事をしているけど…
夫の精液量が少ない…
運動率が悪いと言われた…
など、男性の精液所見でお悩みの方がいらっしゃるかと思います。
そして、それは女性側から男性へアドバイスはしにくいもの。
そこで、今回は精液量や運動率など、精液所見の改善に大切なポイントをお伝えします。
要因
まず、精液所見が悪くなる要因をいくつか例に挙げると、
- デスクワーク
- 運動不足
- 飲酒・喫煙
- 不健康な食生活
- サウナ
- 肥満
- 定期的な射精が無い
- AGA治療薬の服用 等
上記が主な要因として挙げられます。
分類
先述の内容はネットや雑誌で良く見かける内容なので、大まかに分類すると↓
1.造精機能低下
(デスクワークや運動不足によって、精巣周囲の血流が悪くなる)
2.遺伝子異常
(食生活や飲酒・喫煙、サウナ等により、すでに作られている精子へ悪い影響を及ぼす)
3.男性ホルモン値の低下
(30代後半以上、肥満、定期的な射精が無い事やAGA治療薬の長期服用)
と、分類できます。
当院での傾向
現代社会の男性では先述の3つの内、いずれかに当てはまる事が多いです。
当院において、仕事はデスクワーク、運動不足、食生活の乱れ、定期的な射精の習慣が無い男性が多い傾向があり、
精子量、正常形態率などが低い方が半数以上いらっしゃいます。
また、基準値は全体の下位5%程度ですが、自分に問題が無いと思っている方は実に8割以上…。
ポイント
精子の製造がうまくいかないのか、精子が傷つきやすい傾向にあるのかを把握する事が大切です。
また、性欲の低下や仕事への意欲が減るなど男性らしさが失われていないかどうかもポイントになります。
改善方法
それぞれの問題を解消できるとベストです。ただ、そうは言っても効率良く解消できた方が都合が良いですよね!おススメは「筋トレ」
特にスクワットなど下半身のトレーニングを中心に行えると、男性ホルモン値と精子の製造の改善が見込めます。
メリットは2つ。一つは大きな筋肉(殿筋群・大腿四頭筋・ハムストリングス)を刺激する事で男性ホルモン値が上がりやすい事。
もう一つは股関節を主とした運動の為、精巣周囲の血流改善が見込める事です。
実際、3週間で運動率【4%】から【83%】まで改善した方もいらっしゃいます。
やり方
定番は足を肩幅に開いて行う方法です。ただ、妊活にお勧めなのは『ワイドスクワット』
定番のスクワットよりも内転筋群と殿筋群の活動量が多く、同部位のストレッチ作用も強くなります。
圧迫を受けている部分を効率良く動かしてあげる事で最大限の効果を得ましょう。
参考はこちら→スクワットのやり方
回数
下半身は大きな筋肉の為、負荷を掛けると反応が良いです。その為、自重の場合は15~20回×3~5セットが良いでしょう。
また、負荷を掛けた方が改善しやすく、奥様を背負ってスクワットも良いでしょう。その場合6~10回×2~4セット程度が良いでしょう。
嬉しいことに背負うと体幹強化にも繋がります。
やや筋肉痛~しっかり筋肉痛がでる位まで刺激を入れた方が、男性ホルモン値は改善しやすいです。
筋肉痛や疲労度を見て週2~4回行えると変化は出てきます。
終わりに
いざ気合を入れて「頑張ろう!!」と思っても、一人では長続きしない事が多いもの。
ご夫婦での問題でもあると捉え、ぜひ仲良く・楽しく取り入れて頂けたらと幸いです。
正しくできているかな?と思った際は、スタッフへご相談ください。
東京鍼灸京橋
新橋・日本橋エリアで働く鍼灸師です。PCOSや食生活改善に強みあり。授かりに向けて施術を行いつつ、不妊に悩む方に向けて妊活コラムを書いています。
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