クアトロ検査とは?精度・費用・いつ受ける?NIPTとの違いも解説
妊婦健診や出生前診断について調べていると、
「クアトロ検査」という言葉を目にすることがあります。
・クアトロ検査って何?
・NIPTと何が違うの?
・ダウン症はわかるの?
・受けた方がいいの?
このような疑問を持つ方は少なくありません。
クアトロ検査は、赤ちゃんの染色体異常や神経管閉鎖障害のリスクを調べる出生前検査の一つです。
ただし、確定診断ではなく「リスク評価を行う検査」であることを理解しておくことが大切です。
この記事では、
- クアトロ検査とは何か
- いつ受ける検査なのか
- 検査でわかること
- 精度と限界
- NIPTとの違い
- 陽性だった場合の流れ
についてわかりやすく解説します。
出生前診断全体について知りたい方は、
NIPTとは?
の記事も参考になります。
目次
クアトロ検査とは?
クアトロ検査(クアトロテスト)は、妊婦さんの血液を採取して行う出生前検査です。
母体血清マーカー検査の一種であり、
血液中の特定の成分を測定して、
赤ちゃんの染色体異常などのリスクを評価します。
採血だけで行えるため、
母体や胎児への直接的な侵襲がないことが特徴です。
クアトロ検査で調べる4つの項目
クアトロ検査では、以下の4項目を測定します。
- AFP(αフェトプロテイン)
- hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
- uE3(非抱合エストリオール)
- Inhibin A(インヒビンA)
これらの数値と、
- 母体年齢
- 体重
- 妊娠週数
などを組み合わせて、
染色体異常のリスクを計算します。
クアトロ検査でわかること
主に以下の疾患のリスク評価を行います。
- 21トリソミー(ダウン症候群)
- 18トリソミー
- 開放性神経管閉鎖障害
重要なのは、
「診断」ではなく「確率を推定する検査」であるという点です。
例えば、
「1/100」
という結果であれば、
100人に1人の確率でその疾患が存在する可能性を示します。
陽性=確定ではありません。
クアトロ検査はいつ受ける?
一般的には、
妊娠15〜18週頃に行われます。
施設によって多少異なりますが、
16〜17週頃が推奨されることが多いです。
妊娠10週頃から受けられるNIPTよりも遅い時期の検査になります。
クアトロ検査の精度は?
ダウン症候群(21トリソミー)の検出率は、
一般的に約80%前後とされています。
つまり、
ダウン症の赤ちゃんが100人いた場合、
約80人を検出できる計算になります。
一方で、
異常がないにもかかわらず陽性と判定される
「偽陽性」が発生する可能性があります。
そのため、
結果だけで確定診断を行うことはできません。
NIPTとの違い
出生前診断として比較されることが多いのがNIPTです。
| 項目 | クアトロ検査 | NIPT |
|---|---|---|
| 検査方法 | 母体採血 | 母体採血 |
| 実施時期 | 15〜18週頃 | 10週頃〜 |
| ダウン症検出率 | 約80% | 99%以上 |
| 費用 | 比較的安価 | 高額 |
| 確定診断 | 不可 | 不可 |
近年は精度の高さからNIPTを選択する方が増えていますが、
費用面からクアトロ検査を選ぶケースもあります。
クアトロ検査が陽性だったら?
陽性だった場合でも、
赤ちゃんに異常があることが確定したわけではありません。
その後、
- NIPT
- 羊水検査
などの追加検査を検討することになります。
特に羊水検査は確定診断が可能な検査です。
詳しくは
羊水検査とは?
の記事で解説しています。
クアトロ検査は受けた方がいい?
正解は人によって異なります。
例えば、
- 費用を抑えたい
- NIPTを受ける予定がない
- 出生前診断を検討している
という場合には選択肢の一つになります。
一方で、
より高い精度を希望する場合はNIPTが選ばれることもあります。
大切なのは、
検査を受けるかどうかだけではなく、
結果が出た後にどう考えるかを事前に夫婦で話し合っておくことです。
出生前診断と向き合うために
出生前診断は、
「受ける・受けない」のどちらが正しいというものではありません。
妊娠中はさまざまな情報があふれており、
不安が強くなることもあります。
大切なのは、
検査の目的や限界を理解したうえで、
ご自身やご家族が納得できる選択をすることです。
わからないことがあれば、
担当医や遺伝カウンセラーへ相談することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
クアトロ検査で陽性だったらダウン症は確定ですか?
いいえ。クアトロ検査は確率を算出する検査であり、診断を確定する検査ではありません。
陽性(高リスク)と判定された場合でも、実際には染色体異常ではないケースもあります。
確定診断には羊水検査などが必要です。
クアトロ検査とNIPTはどちらが精度が高いですか?
一般的にはNIPTの方が高い精度で染色体異常の可能性を評価できます。
ただし、NIPTも確定診断ではなくスクリーニング検査です。
クアトロ検査は何週で受けますか?
一般的には妊娠15〜17週頃に行われることが多く、
15〜21週6日まで実施可能とされています。
クアトロ検査は高齢妊娠だと受けた方がいいですか?
年齢が上がると染色体異常の確率は高くなりますが、
受けるべきかどうかはご夫婦の考え方によって異なります。
結果を知りたいのか、診断まで希望するのかを含めて検討することが大切です。
クアトロ検査で陰性なら安心ですか?
陰性はリスクが低いことを示しますが、
染色体異常が完全に否定されるわけではありません。
クアトロ検査はあくまでスクリーニング検査です。
出生前検査について詳しく知りたい方へ
クアトロ検査を受けるか迷っている方へ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
クアトロ検査について調べている方の多くは、
✔ NIPTとどちらを受けるべき?
✔ 年齢的に検査した方がいい?
✔ 結果が陽性だったらどうなる?
✔ 赤ちゃんへの影響はない?
といった不安を抱えています。
出生前検査は正解が一つではなく、
ご夫婦ごとの考え方や価値観によって選択が変わります。
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