不妊治療で使うお薬<クロミッド>
はじめに
今回は不妊治療でよく使われている<クロミッド>についてお伝えしたいと思います。
クロミッドとは?
クロミッドは排卵誘発剤の一つで、不妊治療で最も使われる飲み薬です。
タイミング法、人工授精、体外受精のどのステップでも使用されます。また、不妊治療だけでなく多嚢胞症候群で無排卵と診断を受けた場合、排卵を起こす目的で処方されることもあります。
排卵誘発剤とは?
文字にすると、排卵をさせるお薬ですが
『卵を育てるお薬』と覚えて頂くと良いと思います。
飲む時期はいつ頃?
主に生理3日目から4日間服用することが多く、
卵の成長度合いによっては7日間程度服用することがあるようです。
刺激量は強いの?
卵を育てる作用はマイルドです。体外受精では低刺激~中刺激のときに使われることが多いようです。
基本は1日1錠の服用、低刺激のクリニックであれば1日0.5錠の服用を指示されることがあるようです。採卵周期で刺激をする場合、他のお薬と併用されることもあります。
POINT
脳に「卵を育てて!」という刺激を起こすお薬になります。
自然に近い状態で卵を育てるので、安全性が高いのも特徴です。
副作用はあるの?
主に子宮内膜が薄くなること、排卵期の頸管粘液の減少が挙げられます。
他には頭痛や目まいが挙げられ、車の運転には注意しましょう。
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