不妊治療で使うお薬<レトロゾール>
はじめに
今回は不妊治療で使われている<レトロゾール>についてお伝えしたいと思います。
レトロゾールとは?
レトロゾールは、アロマターゼ阻害剤と呼ばれる種類の排卵誘発剤(飲み薬)です。レトロゾールのほか、フェマーラ(薬品名)も同じタイプになります。元は乳がんの治療に使われるお薬ですが、作用の仕方が排卵誘発にも応用できることから排卵誘発剤としても使われています。クロミッドで3周期程度経過をみて、成績が振るわない時に使われることがあります。多嚢胞症候群(PCOS)の場合、単独で使われることはありますが、体外受精の場合はごく微量の他のお薬と一緒に使われることが多いようです。保険適応外のため、クロミッドと比べると費用は少し高くなってしまいますが、副作用もほとんどなく安全性の高いお薬です。
排卵誘発剤とは?
文字にすると、排卵をさせるお薬ですが
『卵を育てるお薬』と覚えて頂くと良いと思います。
飲む時期はいつ頃?
主に生理3日目から2-4日間服用することが多いようです。
刺激量は強いの?
刺激量はソフトです。体外受精の場合、低刺激の時に使われることが多いようです。
基本は1日1錠の服用、卵の成長やお医者様の見解によって1日1~3錠(2.5mg~7.5mg)の服用を指示されることがあるようです。
また、体外受精の場合、他のお薬と併用されることもあります。
POINT
卵の成長⇒セキソビット<レトロゾール<クロミッド(おおよそのイメージです)
副作用はあるの?
ほとんどありません。
クロミッドのような子宮内膜の発育抑制や、頸管粘膜の減少もなく自然に近い排卵を促す安全性の高いお薬です。
他の排卵誘発剤について
鈴木大樹
東京鍼灸京橋
新橋・日本橋エリアで働く鍼灸師です。PCOSや食生活改善に強みあり。授かりに向けて施術を行いつつ、不妊に悩む方に向けて妊活コラムを書いています。
東京鍼灸京橋
新橋・日本橋エリアで働く鍼灸師です。PCOSや食生活改善に強みあり。授かりに向けて施術を行いつつ、不妊に悩む方に向けて妊活コラムを書いています。
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